外科矯正
重度の患者様もご相談ください
当院で行っている外科矯正は以下です。
- 従来の外科矯正【保険適応】
- サージェリーアーリー【RAP、SAP効果を最大限に利用し治療期間を大幅に短縮(矯正治療は自費)】
- オトガイ形成・鼻翼縮小術・鼻中隔湾曲の改善も行なっています。
どちらも呼吸機能改善(いびき、無呼吸、鼻呼吸がしにくい等)は可能です。将来の気道の加齢による虚脱を考慮した治療計画を提案しています。
顎変形症は、顎の骨の形・大きさ・位置のバランスが大きく崩れており、正しい噛み合わせができず、顔がしゃくれたり歪んだり、審美的にバランスがずれ、呼吸に問題が生じ、話しづらさが起きます。特に呼吸機能の障害は、心疾患や脳疾患の原因になるため、正しい治療が不可欠です。
顎変性症は、矯正歯科だけで治せるものではありません。口腔外科、形成外科、耳鼻科、呼吸器科などがチームを組んで手術と矯正治療を併用して、機能的・審美的に理想的な顎の形を整えることができます。当院では20数年の多くの患者様の術前後のPSGデータ、自律神経の評価の蓄積があります。
私どもではRAP,SAP理論を活かした治療システムであるサージェリーアーリーにより従来の外科矯正にかかる治療期間を大幅に短くする手法を選択していただけます(矯正治療は自費になります)。外科矯正の治療期間を大幅に短くしたいと思われている方、是非ご相談ください。30数年以上前と同じ治療方法である一般的な外科矯正では手術までに1年から2年以上かかりますが、RAP,SAP効果理論を駆使したサージェリーアーリーではそれを数ヶ月で手術を行い術後矯正も数ヶ月の矯正治療で可能なため1年以上の治療期間短縮が可能になります。サージェリーファーストと同等の治療期間短縮が可能です。
顎変形症の手術では上下顎骨の位置の改善、オトガイの形・長さ、鼻中隔(鼻筋)の歪み、鼻翼の形態(鼻翼縮小術)の改善を行なっています。
外科矯正という言葉に耳慣れない方が多いかもしれませんが、この分野は20数年で目覚ましい発展を遂げており、これからさらに発展すると思われます。機能とバランスの取れたお顔のために、口腔外科、形成外科、呼吸器内科、循環器、脳神経外科、耳鼻科、理学療法など幅広い領域の先生方と連携しつつ、臨床研究を続けて成果を学会等で発表しています。患者様の症状に応じて、適切な施設をご紹介します。
当クリニックが連携している医療機関
- 宮本形成外科
- 前田呼吸器科クリニック
- 岩野耳鼻咽喉科
- 山口クリニック
- 慶應大学病院形成外科
- 元香川県立中央病院口腔外科主任部長 三次正春先生
世界レベルの手術をされ日本の手術レベルを格段に引き上げられた三次先生から、世界のリアルタイムな外科矯正の臨床状況をご提供いただいています。
2004年に、三次先生ならびに呼吸器内科の前田 均先生のご協力により、日本矯正歯科学会大会で優秀発表賞を受賞しました。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用
- 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等を生じることが多いですが数日から1~2週間で慣れる方が多いです。
- 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より長くなることもあります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者様の努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、成人の方の場合、歯の移動により歯ぐきが引っ張られ下がったようになることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が死ぬことがあります。
- 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、問題ありません。
- 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
- 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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