治療の流れ
治療の流れ
- ご相談(カウンセリング)
当クリニックでは、充分な時間を確保するため予約制となっております。お電話もしくは受付窓口でご予約ください。まず歯並びに関して一番気になるところ、悩んでいること、ご希望、治療に関するご質問などお気軽にお話しください。
多くの治療例を参考にしていただきながら、一般的な矯正治療の必要性、適切な治療時期・方法・費用について、説明をさせていただきます。 - 検査
お口の状態を客観的に評価するために、詳細な検査を行います。レントゲン写真(頭部、顎関節および歯列)、歯および顔の写真、歯の模型など治療計画を立てるのに必要な資料を採得します。 - 診断、治療計画・方針説明
検査資料を分析し、詳しい治療の方法や期間・費用の説明を行います。その上で、治療を始めるかどうか考えてください。 - 準備
装置が入りますと歯が磨きにくくなりますので、衛生士による歯磨き指導を行います。矯正治療中にお口の中を清潔に保っていただくための「正しい歯磨きの方法」を練習しながら、治療計画に添った装置を2~4回に分けて装着していきます。 - 動的治療(装置装着)
治療計画に従い、矯正装置を装着していきます。取り外し可能な装置の場合は1~3ヶ月に1度、マルチブラケットによる治療では4~6週間に1度程度、矯正装置の調整を行います。マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合は、状態や患者様の都合によりますが、1~2ヶ月に1度の来院をおすすめしています。治療期間は症状によって異なります。装置を製作し、装着する段階では、1ヶ月に2~3回の来院が必要なこともあります。マルチブラケットの場合、治療時間は概ね1時間です。(30分はブラッシング、残り30分は装置の調整) - 装置撤去
歯並びがきれいになった段階で矯正装置を外します。その後、ツースポジショナーで噛み合わせの調整を行うこともあります。装置撤去後のデータをとり、治療の成果を調べ治療後にお渡しいたします。 - 保定治療
全体的な歯の移動が終了すると、きれいな歯並びを維持するために、歯を安定させる装置リテーナーを装着していただきます。リテーナーは取り外しが可能で、基本的に自己管理の期間になります。歯のクリーニングや、またご希望に応じて歯のホワイトニングを行います。
最終の資料をとり、治療の成果を調べて治療後にご報告いたします。 - 矯正治療終了後の定期検診(ご希望の方)
保定装置をつけていないと、矯正治療が終わった後、歯が動いて歪んでくることがあります。ご希望の方はそのチェックのためブラッシングを兼ねて来院いただいています。
まずはご予約
電話にて事前にご予約ください。
顎変形症(あごの歪み、極端なうけ口や出っ歯など)の治療
顎変形症の治療においては、形成外科、口腔外科、呼吸器内科、耳鼻科、理学療法士らと連携をとっています。症状に応じて適切な施設をご紹介させていただきます。
治療期間の短縮をご希望の場合、症状が適応しましたら、サージェリー アーリー(サージェリー ファーストに近い)を行い、大幅な治療期間の短縮を行っています。
装置が見えにくい、裏側の矯正装置やマウスピース型矯正装置(インビザライン)等による外科矯正を希望の方もご相談に応じます。
矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用
- 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等を生じることが多いですが数日から1~2週間で慣れる方が多いです。
- 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より長くなることもあります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者様の努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、成人の方の場合、歯の移動により歯ぐきが引っ張られ下がったようになることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が死ぬことがあります。
- 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、問題ありません。
- 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
- 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
- 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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